常勤監査役、常勤監事(協同組織金融機関)から、執行の中枢に戻るという役員人事が地域金融機関の中で徐々に増えてきました。
今年もワタシが親しくしている人たちが常勤の監査役/監事から執行中核に入っています。
数年前に常勤監査役の経験者が頭取に就任したある地方銀行の人事に接し、理に適っているなと思いました。
諏訪信用金庫の今井誠理事長もそうだとうかがい、然もありなんと思いました。
常勤監査役、常勤監事はすべての経営会議に出席し、経営全体を見るだけでなく、往査によって営業店の動きもとらえることができます。執行サイドでは把握できない現場の本音を拾い上げることもできます。
まだまだ多くの人たちは、あがりのポストとして見ているようですし、当事者の中にはそのような姿勢で行動している人がいることも否定できません、遺憾ながら。