地銀と大手証券との包括業務提携が加速?

東洋経済オンライン、8月2日の記事です。

地銀系証券が「仕組み債」の販売停止で陥った苦境~最新決算を独自集計、赤字に転落した会社が続出

https://toyokeizai.net/articles/-/691831

記事の中から、気になるところを抜書きします。

~東洋経済が全国27社の地銀系証券会社の2023年3月期決算を集計したところ、10社が最終赤字になっていることがわかった。昨年軟調に推移した株式相場に加えて、痛手となったのは「仕組み債」の販売停止だ。

~唯一増益を確保したきらぼしライフデザイン証券は、仕組み債を取り扱っていなかった。親会社である東京きらぼしフィナンシャルグループの広報担当者は「販売手数料ではなく、運用残高を重視して長期分散投資を提案した」ことが要因とみる。

~各社は株式や投資信託の販売や運用報酬の増加を急ぐが、仕組み債を失った影響は大きい。ある地銀関係者は「正直に言って、仕組み債を止めてしまうと売るものがない」と嘆息する。

きらぼしライフデザイン証券のような大都市立地を除けば、地銀と大手証券会社との包括業務提携の動きはどんどん加速すると考えるのが妥当でしょう。