本日の日経電子版に、このたび富山県信用保証協会のトップに就任した浜田満広会長のインタビュー記事が掲載されています。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC059RO0V00C22A8000000/
浜田さんは全国51信用保証協会の中で唯一の民間出身者で、半導体関連企業の経営者を務めた人です。
〜「1990年にシキノハイテックに入社し、21年3月には株式公開も果たした。やることはやった。次にどうしようかと考え、地域経済や地域の産業に貢献する仕事をしたい、と思って信用保証協会の理事職に応募した。理事の互選で会長に選ばれた」(記事より)
一概に地方公務員の天下りを悪くいうつもりはありませんが、信用保証協会の業務の力点が経営支援へとシフトしていくなかで、さらにはゼロゼロ融資等のコロナ資金により地域で最大の信用リスクを抱えることになった以上は、中小小規模事業者の実態に精通したトップの存在は当然の流れだと思います。
それにしても金融機関のコメントはイケていません。
〜富山の地域金融機関の幹部は「協会会長は融資を受ける企業トップの信頼性を見抜けるかが大事」と話し、信用保証業務を手堅くこなしてほしいと要望する。(記事より)
金融機関の信頼性を見極める力が落ちでいることを自ら吐露しているんでしょうか。事実ですが、イヤハヤ。